【まったりカフェ】兵庫県播磨の小京都「龍野」で見つけた美味ランチと珈琲
今回は少し足を伸ばして、兵庫県たつの市龍野町を散策してきました!
レトロな家並みや、細い路地、古民家を改築したカフェなど、ゆったり過ごしたい方におすすめしたいスポットでした。
実際に伺った”まったりカフェ”や、案内所についての情報を書き留めておこうと思います。
目次
兵庫県たつの市龍野町とは
兵庫県の南西に位置する市、兵庫県たつの市。
埼玉の方でも、「揖保乃糸」や「ヒガシマル醤油」という名前は一度は聞いたことがありませんか?
(ヒガシマル醤油はあの「うどんうどんうどんス~プ♪」のCMでおなじみの会社です。)
実はどちらもたつの市に本社(本部)を置く会社(揖保乃糸は兵庫県手延素麺協同組合)なんです。
地元の人には認識されていますが、関東の方はあまり知らない人が多いのでは。
いくつかの町が合併して「たつの市」となったんですが、歴史的に知られているのは「龍野」という名称。
というのも龍野町にある赤松村秀という人物の建てたお城のある場所。
しかも、そのお城の城下町の建物が今も残されているため歴史的にも有名で、レトロな町並みから、「播磨の小京都」ともいわれています。
※播磨とは、今の兵庫県西部に相当する令制国名(昔呼ばれていた地名のこと)
素朴な味付けで落ち着く空間「ゆるん堂」
お昼前にたつの市に到着したので、ランチを頂くことに。
川原町にあるランチタイムのみ営業している「ゆるん堂」さんにお邪魔しました。
ランチは選べる3つのメニュー
趣のある外観と、風でそよぐのれんが気持ちよさそうで、誘われるように店内へ。
平日だったのもあり、お客さんはまだいなかったようでしばし貸し切りの時間も。
席に案内されると、温かいお茶が出されて、メニューは黒板から選んでくださいとのこと。
メニューに書かれていたのは、
- ワンプレートランチ 1300円
- ゆるん定食 1200円
- 卵かけごはん 500円
ワンプレートと定食でメインが違い、ワンプレートのほうが小鉢がひとつ多いという説明を受けて、悩みに悩んで定食を食べることに。
上品なおばあちゃん家のような落ち着いたインテリア
基本的に店内は木が多い造りで、落ち着ける雰囲気。
アクセサリーなどの雑貨や、自然素材のこだわった缶詰や調味料、お掃除グッズ、お安い食器なども売られていました。
屋根が高く、販売スペースの天井を見上げると、ふすまの枠のようなものが宙ぶらりん!
空間をうまく活用されたインテリアにはっと驚かされました。
このようなカフェを表現するときに、おばあちゃんの家みたいとよく言われたりしますが、こちらのカフェはちょうどいいおばあちゃん家加減。
おばあちゃん家みたいなゆったりした空気は残しつつ、おしゃれな家具やインテリアで特別感も演出してくれています。
座れない謎の椅子
そうして料理を待っている間に店内を散策していたら見つけたこの椅子。
中途半端に引いても危ないし、けどさすがに椅子をしまったままは座れないだろうし。。。
椅子を完全におろしてしまったら手がと届かないだろうし。。。
そう頭を悩ませていると、次のお客さんが。
向かったのは例の椅子の席。
ど、どうするんだろう。。。
と、勝手に心配している私達をよそに、椅子自体を完全におろして座ってる!
なんとか腕は届く範囲のようで、思い込みって怖いな~って思いました!(笑)
これがゆるん堂のゆるん定食!
そんな探偵ごっこをしているとお料理が到着!(笑)
さっそくいただきます!
どれも温かくてやさしい味付け。
チキンカツは柔らかく、衣はさっくり。
お肉自体に強く味付けはされておらず、ソースとの相性もばっちり。
隣にあるサラダは変わった味付けで、麹を使ったさっぱりとしたドレッシングだったので少しお味噌の風味もする不思議なお味でした。
うれしいのがお味噌汁のお椀が大きめで、たっぷりとお味噌汁が注がれていること。
私、お味噌汁が大好きで、飲むとほっとするのがたまらないんですが、ちょっとした小どんぶりくらいの大きさがあったので、運ばれたときに、
と、心の中で踊っていたほど。
お味は関西の甘めのお味噌の味で、濃すぎず薄すぎずちょうど良い味付け。
おいしいランチを食べたあとも、そのゆったりした雰囲気に落ち着いてしまい、ペラペラとおしゃべり。
ランチタイムのみの営業のため、14時30分で慌ててお支払いを済ませお店をあとに。
行先に迷ったときは、観光案内所「あがりがまち」
今回特に予定も立てずに来てしまったので、次はどうしようと悩んでいたら、ゆるん堂さんのほぼお向かいに、まちや案内所「あがりがまち」という建物を発見!
お邪魔してみると、どうやら観光案内所みたいなもののようで、係員の方に声をかけていただきました。
「ランチの後のカフェを探してるんです。」
と話すと、3つほど近くにあるカフェを教えてくださったので、頂いた龍野レトロマップを頼りに一番近くにあるという自家焙煎珈琲「わのわ」さんに向かうことにしました。
※こちらのマップはゆるん堂さんのお店の外に掲示してあったものです。
自家焙煎珈琲「わのわ」さんは温かい空間
ドアを開けると、コーヒーの良い香り。
ブレンドコーヒーをお願いすると、カフェの2階で期間限定で開催されていた「龍野アートプロジェクト」の作品を拝見させていただけることに。
残念ながら写真はありませんが、日常に潜むアート、日常の中にある非日常を感じられてとても興味深い展示でした。
残念ながら現在は開催期間が過ぎてしまっていますが、2011年から開催されているイベントのようなので、興味ある方は時期を狙っていくのもいいかと思います。
深みのある飲みやすいコーヒー
下に降りると、ちょうどタイミングを合わせてくださり、コーヒーが運ばれてきました。
深みがあり、けどくせのない飲みやすいお味。
苦すぎないので、どんどん飲めてしまう。
器もかわいくて、カフェの雰囲気とぴったり。
同行者は違う器で出されていたので、2度楽しめる!
元は井戸だった!?わのわさんの不思議なトイレ
トイレをお借りすると、
「床面扉の下は井戸です。」
の文字が!
確かに下の床に目をやると扉がついています。
これを開けると井戸があるのかと、不思議な感覚に。
また、井戸があることを考えると元々ここは何をする場所だったのだろうか。。。
と疑問もふつふつと出てきますが、
お店の方に確認出来ていないので、また次回伺った時にお話してみたいと思います。
(どなたか確認を取れたら、ぜひ教えてください!)
龍野町の駐車場が無料で利用できる
色々と回ったお店などは徒歩でお邪魔したのですが、ありがたいことに龍野町には無料駐車場があり、そこに車を停めて散策することができるんです!
利用可能時間は、午前9時から午後9時30分までと決まりがありますが、ランチやカフェをするには十分な時間!
龍野町のカフェに行く場合は、こちらをご利用ください。
最後に
昔に比べておしゃれなお店が増えてきたという、龍野町。
レトロな外観にときめき、中ではまったりと落ち着き。
そんな素敵な時間を過ごすことができるカフェばかりで、また是非お伺いしたい町だなと感じました。
龍野町で優しくしてくださった皆様ありがとうございました。
「おはな」といいます。お花がすきなので、おはなです。
関西から移住してきて、はや数年。移住して感じた”鴻巣のええとこ”を皆さんに伝えていきたいです!
このブログをきっかけに、インドア脱出を目指して奮闘中。
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鴻巣くらし